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10万円から人生を立て直す。夢も将来も、それどころじゃなかった。

はじめに:夢を追うには、まず10万円が必要だった

「やりたいことはある。でも、現実が重すぎて、動けない。」

夢を追いたい。自分の理想の人生に向かって進みたい。

でも、借金がある。家族との問題もある。

何かしなきゃとは思ってるのに、毎日がモヤモヤのまま過ぎていく。

気づいたら1ヶ月、何も変わってない。

時間だけが無駄に流れていく感じがして、焦りだけが募っていく。

そんな状態だったのが、2025年1月の自分だった。

「夢なんて今はどうでもいい。まず、10万円稼がないとやばい」

そう割り切って、自転車を修理し、ウーバーイーツの配達に戻った。

このメディアは、あの頃の自分と同じように、

夢と現実の狭間で押しつぶされそうになってる人のために書いている。

夢と現実のはざまで、立ち止まっていた

2024年の9月。

俺はそれまでやっていたWeb制作の仕事を一旦やめた。

人間関係や恋愛にもっと力を入れたいと思ったし、

自分のコミュニケーション力を伸ばしたいという気持ちもあった。

六本木のバーでバーテンのバイトを始めたのも、

「コミュ力を磨けば、人生もっと面白くなるはず」っていう直感があったからだ。

実際、バーで働いてみると、意外とすぐに結果は出た。

相手をどうすれば喜ばせられるかを意識して動いていたら、

お客さんにもスタッフにもめちゃくちゃ褒められた。

「社員になってほしい」とまで言われて、

「あれ?人間関係ってこんな簡単だったのか?」と思う瞬間もあった。

でも、どこか満たされなかった。

やりがいはある。でもお金はない。

将来に繋がってる気がしない。

“成長”してる感覚も“前進”してる感覚もない。

家に帰って1人になると、モヤモヤと不安が頭をぐるぐるしてた。

「このままじゃダメだ」って思ってるのに、

次に何をすればいいのかが分からない。

なんとなくTwitterやnoteを漁っては、

いろんな副業や自己啓発に触れて、

「動かなきゃ」と思うばかりで、何も進まない毎日。

夢を見ようとしてた。でも、足元がぐらついてた。

今思えば、俺は夢に逃げてただけだったのかもしれない。

家族と借金が、現実を突きつけてきた

俺は実家暮らしだった。

正直、家にはほとんどお金を入れてなかったし、家事もろくにしていなかった。

それでもなんとかうまくやってるつもりだった。

でも、ある日、母親がブチ切れた。

「いい加減にしてよ。こっちは生活費で大変なのに、あんたは何してんの?」

その一言で、現実が一気に押し寄せてきた。

母親の目は本気だった。今まで適当にやり過ごしてきたツケが、とうとう来た。

その時ふと思った。

「もし今、自分が死んだら、この借金は家族に残るんだな…」って。

100万円の借金。

大した額じゃないと思ってたけど、

自分がいなくなった後、それが家族の負担になると考えたら、

急に背筋がゾッとした。

「親に迷惑をかけたくない」

「少しでもいいから、ちゃんと返していかなきゃ」

それまではどこかフワフワしてた自分が、

一気に地面に引きずり戻されたような感覚だった。

夢?将来?

いや、それどころじゃない。

まずは現実をどうにかしなきゃ、と思った。

なぜウーバーイーツだったのか

家族との衝突、借金の現実。

「とにかく稼がなきゃ」という気持ちだけが先走って、

いろんなバイトを探しまくった。

でも、週5以上で働けるバイトは社会保険に加入が必須。

俺は2〜3ヶ月だけガッツリ働いて借金を減らしたかっただけで、

正社員になるつもりもなければ、会社に縛られる気もなかった。

じゃあ、どうする?

そんなとき、ふと思い出したのが、

昔やっていたウーバーイーツの配達員の仕事だった。

• シフトなしで自由に働ける

• 即金性があって、頑張れば日給1万円以上も狙える

• 社会保険に入る必要もない

• なにより、自分にとっては“再現性がある仕事”だった

パンクしていた自転車を修理して、

もう一度、自転車にまたがってみた。

「どうせ他に選択肢がないなら、これでいい」

という妥協じゃなかった。

「今の自分でもできる、唯一の選択肢だ」

そう思えた。

1日でも早く、10万円が必要だった

とにかく、時間がなかった。

借金は毎月増えるわけじゃないけど、心の圧だけは日に日に重くなっていった。

「今月中に最低でも10万。できればそれ以上稼ぎたい」

それが目標だった。

自転車の修理が終わって、配達バッグも用意した。

モバイルバッテリーも持ってたし、装備はすぐに整った。

最初の1日は、正直ボロボロだった。

アプリの操作も少し忘れてたし、ルートも効率悪くてめちゃくちゃ回り道した。

稼ぎも5,000円ちょい。「これで10万なんていけるのか?」と不安になった。

でも、次の日、前日の失敗を踏まえて少しだけルートを考えたら、

7,000円くらい稼げた。

その翌日は雨の日クエストに挑戦してみて、1万円を超えた。

「やれば、ちゃんと結果が出る」

その実感が、自分を動かす原動力になった。

何よりよかったのは、頭の中が静かになったことだった。

家で悩んでたときは、

「この先どうしよう」「人生詰んでる」「自分には才能がない」

そんな考えがずっとループしてた。

でも、配達中は違った。

とにかく“今”に集中するしかない。

地図を見る、道を覚える、スムーズに届ける。

そうやって動いてるうちに、

少しずつ気持ちが前向きになっていった。

お金も必要だったけど、

「生きてる実感」みたいなものも、ウーバーの配達が取り戻してくれた。

10万円で、心に少し余裕が生まれた

ウーバーを始めて、1ヶ月ちょっと。

目標だった10万円をなんとか超えることができた。

もちろん、借金が一気にゼロになったわけじゃない。

将来の不安が全部消えたわけでもない。

でも、心に少しだけ余裕ができた

毎月の支払いに怯える生活から、

「自分が動けばお金は作れる」という安心感が生まれた。

それが、ものすごくデカかった。

今までは、何をするにも頭のどこかで「どうせ無理だろ」と思ってた。

SNSで副業の成功者を見ても、自分には関係ないって決めつけてた。

動いてもないのに、諦めてた。

でも、1日5,000円、1万円とコツコツ稼げるようになって、

「自分もまだやれるじゃん」って、ちょっと思えるようになった。

それだけで、生きていくのが少し楽になった。

夢に向かう余裕はまだないかもしれない。

でも、“足元”が整い始めてる感覚があった。

毎月10万円。

それだけで人生が劇的に変わるわけじゃないけど、

“立て直す”って意味では、これ以上ない一歩だった。

最後に:夢に向かうために、現実から始めよう

夢を追いかけるのって、ほんとはすごく楽しいことのはずだった。

でも、現実がそれを許さないときもある。

家族との関係、借金、毎月の生活費。

「まずは生きることが最優先」っていう時期が、人生には確かにある。

そんなときに、ウーバーイーツの配達は俺にとって“逃げ道”じゃなくて、

“現実を突破するための唯一の手段”だった。

夢を叶えるには、まず現実を立て直さないといけない。

その最初の一歩が「月10万円」だった。

このメディアは、そんな俺の体験と、そこから学んだことを発信していく場所。

夢に向かって進みたいけど、今はそれどころじゃない。

でも、諦めたくはない。そんな人のために書いていく。

もし今、昔の俺と同じように「何から始めればいいかわからない」って思ってるなら、

とりあえず、ウーバーで10万円を稼いでみてほしい。

そこから、人生が少しずつ動き出すかもしれないから。

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この記事を書いた人

フードデリバリーの配達について情報をまとめているデリバリー太郎です。

■実績
・UberEats配達件数:累計1,200件以上
・配達歴:3年以上
・稼働エリア:恵比寿・中目黒など中心
・月の最高売上:30万円

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